マットレスは正しく選んでより効果的に。

マットレスは正しく選んでより効果的に。

●褥瘡リスクアセスメント診断

OHスケールという科学的な根拠に基いた手法を用いた、適切な体圧分散寝具を選定する目安を得るための診断方法です
OHスケールは、前日本褥瘡学会理事長の大浦武彦先生が提唱し、堀田由浩が一部改変を行った褥瘡発生アセスメントで、厚生労働省の褥瘡研究による800例以上の臨床データを解析して考案されたものです。

●診断の手順

OHスケール判定

各質問の答えを選択し、褥瘡になりやすい人と、なりにくい人を点数で区別します。

OHスケールの合計点とマットレスの目安

各OHスケールの点数によって褥瘡になりやすさをレベル分けします。
OHスコアのレベルに、本人や家族の要望、QOL、マンパワーなどを加味して、自立化を前提としたマットレスの選定をします。

診断スタート 診断をする前に演習問題をする方はこちら

OHスケール判定

以下の質問にあてはまる答えを選択してください。
※栄養状態、皮膚の衛生状態、湿潤状態などの環境要因にかかわらず、診断項目で判定する。環境要因は看護計画の中で対応が必要な項目。

1.ベッドの上で寝返りしたり、動けますか?(自力体位変換能力は?)
完全に「できる」、あるいは完全に「できない」以外のものは全て「どちらでもない」にいれてください。
2.病的骨突出(仙骨部)は?
骨突出中央から8cm離れたところが、どのくらいの高低差があるかで分類します。

3.むくみはありますか?(浮腫は?)
指でやさしく5秒押し、話しても凹んだままである。
4.関節拘縮は?
関節が硬くなって手足を伸ばしにくいですか?

 判定結果が下段に表示されます。

診断スタート

OHスケールの合計点とマットレスの目安

OHスコア(危険要因保有の程度)のレベル分け

点数が高い人ほど褥瘡になりやすい人です。

合計点数 床ずれになりやすさ マットレスの目安 タイカ商品の場合
0点 床ずれになりにくい 布団、ベッドマット ・アルファプラ アンテ
1~3点 少し床ずれに
なりやすい
体圧分散式マットレス(静止型)ウレタンフォーム、ゲル、発泡ゴムなど ・アルファプラすくっと
・アルファプラ
・アルファプラF
4~6点 床ずれになりやすい 床ずれ防止マットレス
ウレタンフォーム、上敷き型エアマットレスなど
・アルファプラ
・アルファプラF
・アルファプラ ソラ
7~10点 かなり床ずれに
なりやすい
床ずれ防止マットレス
コンピューター制御エアマットレス
など
・アルファプラ
・アルファプラF
・アルファプラ ソラ

注)危険要因をどれだけ持っているかを測るものなので、褥瘡が出来ていても、できていなくても同様に評価します。

マットレスの分類

在宅・施設介護ならではの介護力不足のリスクの増加に気をつけましょう。

加味する項目

本人・家族の希望
介護保険制度は、本人の希望が反映される制度
QOL
人間らしい生活、尊厳を見つめる
マンパワー
同居家族構成、介護保険サービスの種類
自立した生活
自立を促す生活環境の整備・用具の選定